エキタグ

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エキタグ(EKITAG)は、2023年にジェイアール東日本企画(jeki)が提供を開始したデジタルスタンプ収集アプリであり、2024年4月時点でダウンロード数が1万件を超えている。

概要[編集]

スマートフォンNFC機能を活用して日本全国の駅スタンプを収集するアプリである[1]。2024年4月時点ではjekiの親会社であるJR東日本の各路線や、日本全国の地方鉄道、第三セクター、近畿地方の大手私鉄の各駅にNFCタグが設置されており、それを読み取ることによってデジタルの駅スタンプを収集することができる。

具体的にはエキタグアプリで以下のサービスを提供している(2024年4月1日現在)。

主な機能[編集]

スタンプ帳機能

NFCタグを読み取って獲得したスタンプを路線ごとに確認できる機能

マップ機能

地図上のエキタグマークを押すことでスタンプの絵柄と取得回数、取得日を確認できる機能、またエキタグマークの色によって未取得のエキタグのある駅を確認できる機能

残高確認機能

スマートフォンのNFCセンサーにSuicaPasmo等の交通系ICカードをかざすことで残高と入出場履歴を確認することができる機能

コレクション機能

ログインボーナスやスタンプラリーの景品として取得できるNFTアートを確認できる機能

ルーム機能

仮想空間上でNFTを飾る自分好みの空間を作ることができる機能で、仮想空間上の壁紙や床材、棚の模様を変更することができる。

導入路線[編集]

2023年3月1日に小湊鐵道いすみ鉄道銚子電気鉄道、JR久留里線において初めて導入され[1]、それ以降、JR東日本の青森・秋田・首都圏・長野・新潟・山形エリア、道南いさりび鉄道青い森鉄道などの第三セクター、三岐鉄道津軽鉄道などの地方鉄道、伊豆急行伊豆箱根鉄道などの関東地方の大手私鉄の子会社、近畿日本鉄道京阪電気鉄道に順次導入され、現在では56事業者832駅にNFCタグが用意されている(2024年4月1日現在)。

脚注[編集]

  1. ^ a b 移動を楽しく。NFC と NFT を活用した駅スタンプアプリ「エキタグ」を配信!』(PDF)(プレスリリース)ジェイアール東日本企画、2023年2月28日https://www.jeki.co.jp/info/files/upload/20230228/%E3%80%90HP%E3%80%9120230228.pdf2024年4月2日閲覧 

外部リンク[編集]