吾妻線
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吾妻線（あがつません）は、渋川駅（群馬県渋川市）から大前駅（群馬県吾妻郡嬬恋村）までを結ぶ鉄道路線。
全線単線・電化。運営はJR東日本。
全線が利根川支流の吾妻川に沿って走り、沿線自治体（中之条町、東吾妻町、長野原町、嬬恋村）は吾妻郡に属する。
温泉
吾妻線といえば温泉。「温泉王国」群馬県の中でも著名な温泉地がずらりと並ぶ。
- 伊香保温泉 - 渋川駅より関越交通バス 伊香保温泉行き、伊香保榛名口行き。日帰り温泉「石段の湯」は「伊香保温泉」が最寄り、同「黄金の湯館」は「見晴下」が最寄り。
ちなみに群馬原町駅より関越交通バステンプレート:湯中子行き（平日のみ1日5本）で終点下車、徒歩20分または伊香保タウンバス2号線に乗り継いで行くこともできる。 - ★金島温泉 - 金島駅より徒歩5分
- ★小野上温泉 - 小野上温泉駅より徒歩2分
- あづま温泉 - 群馬原町駅より関越交通バス 湯中子行で「あづま温泉入口」下車 徒歩5分、または市城駅より徒歩30分。小野上温泉駅から近いものの、吾妻川に橋が架かっていないため、道なりには市城駅が最寄り。
- 大塚温泉 - 中之条駅よりたかやまバス中山本宿行きで「
大塚 」下車 徒歩10分。 - 高山温泉 - 中之条駅よりたかやまバス中山本宿行きで「高山温泉」下車。
四万 温泉 - 中之条駅より関越交通バス四方温泉行きで40分。沢渡 温泉 - 中之条駅より関越交通バス 沢渡行で「沢渡温泉」下車。共同浴場とその周りに温泉宿がある。浅間隠 温泉郷 - 一軒宿の薬師温泉「旅籠 」と鳩の湯温泉「三鳩楼 」がすぐ近くにある。温川温泉「白雲荘」は閉館した。群馬原町駅より関越交通バス 清水行または浅間隠温泉郷行で終点下車（1日1便のみ中之条駅発着）。大戸行きは大戸で浅間隠温泉郷行きに乗り継げる。バスは土休日は全便運休。ちなみに1日1便のみ、高崎駅西口から群馬バス権田車庫経由で乗り継げる便がある（高崎駅西口15:20発→室田営業所16:02着、室田営業所16:09発→権田車庫16:49着、権田車庫16:55発→浅間隠温泉郷17:45着）。- 吾妻峡温泉 - 群馬原町駅または岩島駅より関越交通バス天狗の湯循環で「天狗の湯」下車。
- 松の湯温泉 - 群馬原町駅または岩島駅より関越交通バス天狗の湯循環で「川中温泉口」下車 徒歩10分。一軒宿の「松渓館」がある。日帰り入浴不可。
- 川中温泉 - 群馬原町駅または岩島駅より関越交通バス天狗の湯循環で「川中温泉口」下車 徒歩30分。一軒宿の「かど半旅館」がある。日帰り入浴不可。
- 川原湯温泉 - 川原湯温泉駅より徒歩15分ほど。共同浴場「
王湯 」のほか、温泉宿多数。以前は自然湧出の源泉が駅前にあり、列車を降りてすぐに温湯の石膏泉に浸かれる鄙びた温泉街だったが、八ッ場ダムにより水没し、温泉街は高台に集団移転したが、駅から離れて行きづらくなってしまった。源泉も水没したので、移転後の温泉では新しい源泉を掘削している。 六合 赤岩温泉 - 長野原草津口駅よりローズクィーン交通野反湖行きで「南大橋」下車、六合赤岩重要伝統的建造物群保存地区に向かって7分ほど歩いた所にある六合保健センターに併設の日帰り温泉「長英の隠れ湯」がある。- 応徳温泉 - 日帰り温泉「くつろぎの湯」と一軒宿「花まめ」がある。長野原草津口駅よりローズクィーン交通野反湖行きで「道の駅
六合 」下車。
すぐ近くに湯の平温泉（一軒宿「松泉閣」）もあったが閉館した。 - 京塚温泉 - 白砂川沿いの露天風呂「しゃくなげの湯」と一軒宿「くじら屋」がある。長野原草津口駅よりローズクィーン交通野反湖行きで「引沼」下車 徒歩10分。
花敷 温泉 - 長野原草津口駅よりローズクィーン交通野反湖行きで「花敷温泉」下車。日帰り入浴を受け付けている温泉宿がある。他に近くの医療センター併設の日帰り温泉施設「バーデ六合」があるが、「花敷温泉口」からトンネルを抜けて15分ほど歩いた所にある。- 尻焼温泉 - 花敷温泉からさらに奥へ10分ほど歩くと、川から温泉が湧いていて、天然の露天風呂になっている。
- 草津温泉 - 豊富な湯量と熱湯と硫黄臭で知られる関東の名湯。長野原草津口駅よりJRバス草津温泉行きで30分弱。日帰りの場合は「ぐんまワンデー世界遺産パス」がお得。他に本数は少ないが（1日4本）羽根尾駅（応桑道）から草軽交通バスで行くこともできる。
万座 温泉 - 草津温泉のさらに奥にある。万座・鹿沢口駅より西武観光バス（旧・西武高原バス）万座温泉行で40分ほど。ただしバスは減ってしまって行きづらくなった。鹿沢 温泉 - 「休暇村嬬恋鹿沢」と新鹿沢温泉「鹿鳴館」があり、いずれも日帰り入浴可だが、万座・鹿沢口駅からのJRバスは廃止されてしまい、代替の村営バスは高齢者しか利用できない。夏季まれにシャトルバス（無料）が運行されるが、鹿鳴館は送迎無し。休暇村の送迎は上田駅から。または小諸駅から千曲バス湯の丸行きが夏と冬に季節運行している。
★=駅近温泉場
備考
- 大前駅前にあった嬬恋温泉「つまごい館」は2017年に閉館した。
- 万座・鹿沢口駅から嬬恋村を横断して鹿沢温泉や菅平（上田市）まで行っていたJRバスは廃止された。
- 草津温泉から白根火山までのバスがあり、さらに長電バス白根火山線に乗り継いで長野電鉄湯田中駅まで行けるが、2018年9月より草津白根山の噴火警戒レベルが引き上げられているためバスも運休している。
お得なきっぷ
- ぐんまワンデー世界遺産パス - 大人 2,240円、小児 1,120円で、群馬県内の鉄道全線（JR各線、上信電鉄、上毛電鉄、わたらせ渓谷鐵道、東武鉄道）が1日乗り放題になるお得なきっぷ。吾妻線は全線（渋川～大前間）と、長野原草津口駅から草津温泉行きのJRバスを利用できる。高崎～大前間の普通乗車券は片道1,520円なので、往復するだけでお得になる。
- えきねっとトクだ値 - 2020年10月～2021年3月の間の期間限定で、特急草津号にも設定された。上野・大宮～渋川・中之条・長野原草津口間で、乗車日の20日前まで購入できる「お先にトクだ値」は40%割引、先着順で購入できる「トクだ値」は20%割引。
駅一覧（各駅へのリンク）
| ⚠ |
|
| 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線・備考 | 出札 | IC | 配線 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上越線 新前橋・高崎まで直通運転 | ||||||||
| 渋川駅 しぶかわ |
- | 0.0 |  JR上越線 関越交通・伊香保タウンバス 日本中央交通→渋川の路線バス |
み | ● | ∨ | 群馬県 渋川市 | |
| 金島駅 かなしま |
5.5 | 5.5 | 関越交通 祖母島循環線 金島温泉 富貴の湯（歩5分）
|
△ | ◇ | |||
| 祖母島駅 うばしま |
2.2 | 7.7 | △ | ｜ | ||||
| 小野上駅 おのがみ |
4.2 | 11.9 | 関越交通 小野上温泉センター線
|
△ | ◇ | |||
| 小野上温泉駅 おのがみおんせん |
1.8 | 13.7 | 関越交通 小野上温泉センター線「小野上温泉センター」「小野上温泉駅入口」小野上温泉 さちの湯（歩2分）
|
△ | ｜ | |||
| 市城駅 いちしろ |
2.7 | 16.4 | ｜ | 吾妻郡 中之条町 | ||||
| 中之条駅 なかのじょう |
3.4 | 19.8 | 関越交通四万温泉行、沢渡温泉行たかやまバス高山村・中山本宿行
|
● | ● | ◇ | ||
| 群馬原町駅 ぐんまはらまち |
3.1 | 22.9 | 関越交通「原町駅」大戸・清水・浅間隠温泉郷行、湯中子行、天狗の湯行
|
△ | ｜ | 東吾妻町 | ||
| 郷原駅 ごうばら |
3.4 | 26.3 | 関越交通天狗の湯行
|
△ | ◇ | |||
| 矢倉駅 やぐら |
1.7 | 28.0 | ｜ | |||||
| 岩島駅 いわしま |
2.5 | 30.5 | 関越交通天狗の湯行、吾妻渓谷シャトルバス（季節運行）
|
◇ | ||||
| 川原湯温泉駅 かわらゆおんせん |
6.5 | 37.0 | 川原湯温泉 王湯（歩15分）
|
○ | ◇ | 長野原町 | ||
| 長野原草津口駅 ながのはらくさつぐち |
5.0 | 42.0 | JRバス関東草津温泉行草軽交通北軽井沢行ローズクィーン交通六合赤岩・旧 |
● | ● | ＊ | ||
| 群馬大津駅 ぐんまおおつ |
2.2 | 44.2 | JRバス関東・草軽交通「堂西」（歩5分）
|
｜ | ||||
| 羽根尾駅 はねお |
2.2 | 46.4 | 草軽交通軽井沢行、北軽井沢行、草津温泉行「 |
◇ | ||||
| 袋倉駅 ふくろぐら |
2.9 | 49.3 | ｜ | 嬬恋村 | ||||
| 万座・鹿沢口駅 まんざかざわぐち |
2.9 | 52.2 | 西武観光バス（西武高原バス）中軽井沢駅・旧軽井沢経由 軽井沢駅行、草津温泉行、万座温泉行
|
△ | ● | ｜ | ||
| 大前駅 おおまえ |
3.1 | 55.3 | ｜ | |||||
【凡例】
- 出札： み=みどりの窓口あり、○=出札窓口あり、●=指定席券売機あり、△=簡易自動券売機あり
- IC：●=Suica首都圏エリア内（渋川駅以外は簡易改札機）、無印の駅ではSuica等のICカード利用不可のため、切符の購入が必要（切符の運賃が適用）。
- 配線：｜=棒線駅（交換不可）、◇=交換可能駅、∨∧=単線と複線以上の境界駅、‖=複線以上の駅、＊＝長野原草津口駅は交換不可だが、高崎方面への折り返し専用ホームがあり、折り返す特急列車などが退避できる。
