自転車洗い

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この記事は、最終更新日よりおよそ 2 年 11 ヶ月経過しています。 公式サイトなどで最新情報を確認してください。(最終更新:2021年6月)

自転車の簡単な洗い方

筆者も当初はいろいろ調べながら試行錯誤して、数年かけて落ち着いた(以降十数年来このやり方が続いている)経緯があるので、ここにまとめておく。

と言っても今は大したことはせず、本当に丸洗いするだけ。 分解・組み立て方法やパーツごとの洗い方などはここには載っていないので、他所へどうぞ。 (昔は分解してパーツ単位で洗っていた時期もありました…今はそんなに時間が取れません。)

自分の足が動力になる自転車は、手をかけてやれば後々自分が楽になる。チェーンの手入れは効果てきめんだが、たまにはボディの汚れも落としてやると気持ちよく乗れるので、年に1~2回(自転車通勤などしている人は数ヶ月に1回)くらいは丸洗いするのがおすすめ。

頻度と時期

頻度

乗る度に洗う人(MTBなど)、週1回や月1回などこまめに洗う人(ロードや自転車通勤の人)、年に数回洗う人(街乗りの人など、筆者はこれ)、全く洗わない人…頻度も様々だろうが、まあそれで良いと思う。 (全く洗わないのはどうかと思うけれど。)

洗い方にもお約束はなく、流儀(?)というか皆さん自己流で取り組まれていると思う。 本稿はあくまで一例として。

時期

年に数回の丸洗いの場合は、時期が重要。筆者は5月連休頃と10月頃の暖かい日に実施する。 時間を取りやすいということもあるが、暑くも寒くもなく、晴れの日が多いことが理由。

ただし秋は近頃残暑が厳しく、虫対策も必要になるので、5月連休前後(4月後半~5月)がベストシーズン。最初に挑戦するならこの時季がおすすめ。

自転車を洗う当日はもちろん、翌日は点検を兼ねて軽く走りに行く必要があるので(何日も置くと錆びが出たりするので必ず翌日)、晴れの日が多い時期に。

天候は住んでいる場所によるだろうから、ちょうど良い時期を見つけて、毎年その時期に洗うようになると思う。

チェーン・変速機の手入れ

チェーンとギアは、自分の足につながっている。手入れは面倒だが、手応えも大きい。

用意するもの

  • パークツール サイクロン
  • FINISH LINE シトラス バイク ディグリーザー
  • FINISH LINE ドライ テフロン ルーブ
  • 使い古しの歯ブラシ 2本(汚れ落とし用、潤滑油塗布用)
  • プリンカップ(シトラスの原液を少しずつ取って使う)
  • 虫対策(夏~秋)

手順

チェーン洗浄ブラシはいろいろ試したが、サイクロン一択。他社のは使いづらい。

チェーン洗浄液は、筆者は FINISH LINE のシトラス バイク ディグリーザー(オレンジの皮が原料)を使っているが、パークツール シトラス チェーンブライト(同)や、FINISH LINE のバケット(後述)に入っている エコテック バイク チェーン ディグリーザー でもOK。後処理を考えて、生分解性の物を選ぶようにしよう。

筆者がシトラスを使っているのは、生分解性であることはもちろん、水溶性で扱いやすく(後処理が楽!)、丸洗いに適していること、チェーン以外にも幅広く使いやすいこと、柑橘系の匂いで不快感がない(近所迷惑になりにくい)ことが大きい。

灯油シンナーなどで洗っている人もいるようだが、悪臭がきつく、一般家庭では後処理にも困るので、お勧めしない。

最初にサイクロンを回して汚れを落とし、次にシトラスを原液のまま少しプリンカップに取って、歯ブラシに付けて、しつこい汚れを落としていく。ギア周りは歯ブラシで落とす(細部の掃除で歯ブラシ以上に便利な工具はないと思う)。歯ブラシは当然すぐに汚れるので使いきりになる。使い古しを数本、捨てずに残しておくと良い。

最後に水をかけて一段落。何時間か置いて乾いたら、保護兼潤滑油を塗布。

保護兼潤滑油は、長距離を走る人はいろいろと研究されているようだが、筆者は街中をちょっと走る程度なので、効果が長持ちするドライ テフロン ルーブを好んで使っている。基本これひとつで足りる。

ドライ テフロン ルーブにはスプレータイプもあるが、スプレーはピンポイントで塗りにくく、扱いづらいし、無駄も多いので、自転車にはルーブ+古い歯ブラシで塗るのがおすすめ。急がば回れ。

ちなみに、ドライ テフロン ルーブは古くなると固まって使えなくなってしまうので、大容量な物は買わない方が良い。

丸洗い

自転車洗いの必需品。たくさん使うスーパーバイクウォッシュは、120ml濃縮タイプが買い置きに便利

用意するもの

  • FINISH LINE イージープロブラッシュセット に含まれる「スクラブ ブラシ
  • FINISH LINE スーパー バイク ウォッシュ
  • 使い古しの歯ブラシ
  • ぼろ布
  • キッチン用ペーパータオル
  • バケツ(百均のでOK)
  • 虫対策(夏~秋)

手順

FINISH LINE イージープロブラッシュセットに含まれる「スクラブ ブラシ」が万能なので、最初に買っておくと良い。ブラシは何年も使えるので、長く使えば高くない。

または、「スクラブ ブラシ」が含まれる「プロケアーバケット8.0」買っても良いが、近頃値上がり傾向のようなので(筆者は6千円くらいで買ったが、今は8千円ほどするよう)、バラで買う方が安上がりかもしれない。また、スクラブブラシが付いていないバケットも売っているので、安いからとうっかり買い間違えないように。(スクラブブラシが無かったら買う意味がない!

チェーン洗浄後、全体を水で濡らす。ホースで水をかけても良いが、バケツに水を汲んでおいて、スクラブブラシを使うと簡単で、節水にもなる。

次に、スーパー バイク ウォッシュを全体にまんべんなく吹き付ける。

10分ほど経ったら、水を含ませたスクラブブラシで軽く擦ってゆくと、だいたいの汚れが落ちている。簡単。

しつこい汚れが残っている場合は、チェーンと同様、シトラス+歯ブラシで落としてゆく。 このときチェーンと違って車体はシトラスを原液で使わない方が良いかもしれない(一応ゴム製部品や一部のコーティングには良くないので…でもまあ前段階で濡らしてあるので平気かな)。

ちなみに FINISH LINE スーパー バイク ウォッシュは大量に使う(1Lで丸洗い2回分くらい)が、詰め替え用も販売されている。120mlの濃縮タイプ(水を足して1Lにして使う)がコンパクトで使いやすく、買い置きに便利。

1時間ほど乾かしてから、ぼろ布で乾拭きすると、きれいに仕上がる。 (無ければペーパータオルでも良いが、ぼろ布の方が拭きやすく、仕上がりも良い。)

最後に、ブレーキワイヤーなどが剥き出しになっている箇所に ドライ テフロン ルーブを塗っておく(錆び止め)。

仕上げ

丸洗いしたら一晩置いて、翌日点検した後、軽く走ってくる。

チェーンに潤滑油の塗り残しがあって錆びが出てきていたりするので、チェーンを一回り点検し、ドライ テフロン ルーブを塗っておく。

また、古くなるとチェーン以外にも錆びが出てくることがあるので、細かく点検し、5-56などを使って落としておく。

あわせてブレーキの緩みなども調整する。

道具の手入れ

使い終わったら、すぐに使った道具の手入れを。

サイクロンは汚れるので、水溶性のシトラスか台所用中性洗剤と、歯ブラシで落とす。

台所用中性洗剤が意外とよく落ちるのでおすすめだが、水が冷たい時季はイマイチかも。

スクラブブラシは水洗い&天日干しでOK。

各々、翌日まで丸1日天日干しすれば乾くと思う。

他、ぼろ布は何度か使える。 歯ブラシは使いきり(元々使い古しなので惜しくない)。

これで終わり。お疲れさまでした。

最後に、自転車のメンテナンスで気になる手の汚れには、油汚れを落とすキッチン用ハンドソープがあると便利。無ければ台所用中性洗剤を使っても落とせるが、手荒れしやすい。

参考リンク