会津桧原駅
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管轄 | JR東日本 仙台支社 |
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配線 | 1面1線 |
× 無人駅 | |
× 車掌扱(現金のみ) | |
○ 冬季暖房無し | |
三島町営バス・デマンドバス 滝谷線「桧原」(標柱は無い、デマンド便は要予約) | |
会津柳津駅付近から呼出(柳津タクシー 0241-42-2120) | |
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ドコモ au SB(2019年11月) | |
▶会津桧原駅 |
会津桧原駅(あいづひのはらえき)は、福島県大沼郡三島町にある、JR只見線の駅。
ホーム上に設置された、とんがり屋根の丸い駅舎(待合室と除雪倉庫のみ)が特徴的。列車内から見ても、集落の側から見ても、可愛らしい。
駅周辺
桧原集落に面して駅がある。駅前(南側)が集落だが、のどかな農村風景で、商店等は無い。
北側はすぐ只見川だが、森になっていて川まで見通せない。
三島町営バス・デマンドバス「滝谷線」が通っている。バスは会津宮下駅で列車と接続するので、あえて当駅で乗り換える必要性はあまりないが、滝谷地区へ行くときには当駅で乗り換えても良い。
滝谷
滝谷集落にも近い。隣に集落名を冠した滝谷駅があるが、開業当時ここは旧檜原村と旧滝谷村が合併した
滝谷駅からは歩いて道なりに1.7km(徒歩約20分)、滝谷川沿いの道なので比較的アップダウンが少ない※。ただし自動車がけっこう通るし、谷底で薄暗く、歩いて楽しい道ではない。
当駅から滝谷集落へは道なりに2.5kmほどで、距離は延び、途中山越えでアップダウンもある※ので徒歩40分ほど見ると良いが、クルマはほとんど通らないので、散歩には適している。
当駅から滝谷集落までの道のりには農家が点在しており、三島町のシンボルでもある桐の花が咲く晩春になると、農家の軒先が薄紫色に彩られる(会津桐については会津西方駅を参照)。 実際に滝谷駅から当駅まで歩いてみたことがあるので、いずれ掲載するかも:)。
どちらの道もバスが通っている※ので、通年通行可と思われるが、冬はバスを利用する方が良いだろう。
只見線・第一只見川橋梁ビューポイント
今や奥会津を代表する観光名所になった感のあるほど有名になった、只見線・第一只見川橋梁ビューポイントに近いが、後述のように地形図の只見川沿いに描かれている点線は大荒れで通行不能となっており、道なりには迂回となり遠い(当駅から只見川の洲に降りて行って撮る人もいるようだが…)。詳しくは隣の会津西方駅を参照。
駒啼瀬峠と川井新道
川井新道
集落を東西に通り抜けている当駅前の道路は、一時期、国道252号だった。
地形図を見ると、当駅前の道路が集落の西端で只見線の短いトンネルの上を乗り越え、うねって高度を下げ、只見川沿いの崖っぷちを通って歳時記橋の南詰へと抜ける点線が描かれているが、この道は
沼田街道(尾瀬街道)のうち只見川沿いは、かつては「伊北街道」と呼ばれていたそうだが、このあたりの街道筋は、江戸時代までは山の上(現在の駒啼瀬トンネルの真上あたり)を通る難所だったという。その駒啼瀬峠をバイパスする目的で、只見川の崖に沿って「川井新道」が整備された。崖を削って無理やり付けた道で、崖崩れも頻繁に起きたようだ。
右の写真は歳時記橋から旧「川井新道」を見たもの。うっすらと雪が積もっているので道筋が判りやすいが、こんな川べりの急斜面に付けられた道路だった。
昔はここから第一只見川橋梁が間近に見えたそうだが、今は通行止め規制がされているし、手入れされておらず、通年通行不能。すっかり緑に呑まれており、冬は雪に埋もれる。
駒啼瀬峠
『三島町歴史文化基本構想』(pp.56-「街道の歴史的変遷」)を見ると、滝谷が街道沿いの宿場であったことと、駒啼瀬峠を通って川井村に抜けたことが示されている。
「川井新道」が開かれて以降、駒啼瀬峠は街道としての役目を終えているが、過去に三島町が開いたウォーキング大会でもこの駒啼瀬峠「巡見使の道」が歩かれたようだし、地形図を見るとそれっぽい地形の途中に送電線の鉄塔や水田の印が見えるので、このあたりかな、という見当はつけられる。
2019年秋の台風などで荒れていることも考えられるが、そのうち時機を見て歩いてみたいと思っている:)。
参考リンク
会津桧原 | ||||||
あいづひのはら | ||||||
滝谷 | 会津西方 | |||||
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